腸活には腸もみ整体がおすすめです。
東京3店舗、つくばで１店舗で展開中。
腸元氣堂です。


【肩鎖関節に違和感】
肩鎖関節辺りに違和感を感じている方がご来店くださいました。
肩鎖関節(オレンジ丸の部分)は鎖骨の外側と肩甲骨の肩峰という突起の部分の重なりことを言います。
(真上から見た骨、画像上側に肩甲骨、下側に鎖骨)

(肩鎖靭帯でつながる、その他いろんな靭帯で肩甲骨と鎖骨をつなぎ合わせている様子)

この方は、ラジオ体操の深呼吸を毎日行ったり、腕を回す運動を続けていましたが、
車の運転時間が長いことが影響し、肩甲骨と鎖骨をつなぐ靭帯が硬直している可能性がありました。

肩鎖関節は肩が挙がらなくなった方に顕著に硬直が見られる部位でもあります。


【違和感の原因はどこから？】
腕をよく使うと鎖骨下筋が頑張り過ぎてしまいます。
鎖骨下筋は上腕の激しい動きの際に鎖骨が過度に引っ張られないように固定し、
胸鎖関節の脱臼を防ぐ働きをしています。
　
車の運転中、腕は常に上がった状態が続くため、
鎖骨下筋に負荷がかかり、その影響が肩鎖関節にも及ぶと考えられます。

肩鎖関節を意識しながら、
肩の稼働をチェックしていくと、
動かしやすくなったりします。


この方は元々顎(あご)の硬直もあったので、
胸鎖乳突筋経由で
余計に胸鎖関節に負荷がかかってます。


肩鎖関節と胸鎖関節とどちらも関節です。
関節は靭帯で繋がれています。
靭帯は伸び縮みは少ないけど、柔軟でなければ、稼働に制限がかかり、その影響は広がります。
肩鎖関節と胸鎖関節の靭帯が固くなると肩が挙がらなくなります。

【ジワっとくるものの正体】
肩鎖関節や鎖骨下の辺りを圧していると、
・腕がジンジンする
・じわ～っと来る感覚がある
・血液が流れた感じがする
・指先がビリビリする
といった反応が出ることもあります。

その感じは鎖骨のすぐ下にある血管と神経が作ってます。
この道を塞いでいた鎖骨が柔軟に機能することで血管と神経の通り道が出来たからです。

(『プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論運動器系第２版』P373より)

【身体からのサインを受け取れる様になることが健康の秘訣】
身体の繋がりを体感できるようになると身体への関心度が高まったり、
身体が発する危険信号を早めに察知出来る様になります。
ネットやAIでは検索できない情報を身体はたくさん持ってます。
それが活用できるようになることが健康の秘訣だなとも思います。