そもそも便秘は万病のもと

便秘による影響は「お腹が痛い」など腸内への悪影響にとどまりません。
腸は体中をめぐる血を生み出すと言われる、とても重要な部位です【千島学説】。便秘はその腸内に便が滞っている状態をさし、当然ながらその機能を阻害します。そこで生み出される血液が、汚くなるのは言うまでもありません。その汚い血液が体中をめぐればどうなるでしょうか？体中に不調をきたしますよね。いわば汚染が広がるのと同じことです。その他、腸内環境が悪くなれば、ホルモンバランスが崩れたり、悪玉菌が増えたり、代謝が落ちたり...悪影響は計り知れません。
極論を言えば、体の不調の原因は、ほぼ腸に起因するといっても過言ではないのです。

気になる腸もみの効果は？

• 代謝力促進!　便の排泄力や冷えの緩和
• リンパの調整！　むくみの緩和
• 免疫力向上！　アレルギー体質の緩和
• メンタルへのアプローチ!　感情の揺らぎを緩和

便秘が肩こり、腰痛などの、他の体の不調の原因となっている場合も少なくありません。それは便秘になることで腸が癒着したり、炎症を起こした結果、筋肉を不自然に引っ張ったり、他の臓器を圧迫するためです。腸もみをすることで、これらの改善も期待できます。
また、先に挙げた通り、血液がキレイになることで病気の予防につながったり、セロトニンなどのホルモンが分泌されることで安眠につながったり、善玉菌が増えることで代謝が高まったり、心身に良い影響が期待できます。実際、患者様の中には便秘の改善以外にも「花粉症が改善された」「ぽっこりお腹がへこんだ」「体重が落ちた」など嬉しいお声を多数頂いています。

腸もみは、自分を見つめなおすきっかけに

人間の体には本来、何か不調があっても、自己修復するための機能が備わっています。たとえば、悪いものが入ってくれば退治する、外に出す。これを「恒常性」と言います。たとえば、風邪による高熱・くしゃみもその一つ。世間的には風邪をひいたら薬を飲んで熱を下げる・くしゃみをとめるのが一般的ですが、それは誤りです。下剤同様、一時的な処置は人間が本来持つ修復機能を損なう可能性があります。

大切なのは「悪いものは出し切ること」その上で「何故そうなったのか」原因を追究して取り除くこと。腸もみをきっかけに、その後、体に不調があった時は何かのサインだと思い、日々の生活習慣や自分の体を見つめなおしてほしいと考えています。「便秘になったから治す」だけではなく、一緒に「便秘にならない体づくり」を目指していきましょう。