腸活には腸もみ整体がおすすめです。
東京3店舗、つくばで１店舗で展開中のサロン、
腸元氣堂です。

下剤を使った経験がある方は分かると思いますが、
何度も使っていると段々と効き目が薄れていきます。
下剤は酸化マグネシウムで大腸内に水分を貯めて便を柔らかくすることで排便を促します。
硬すぎると便は大腸内を通過しにくいので便を柔らかくすることは一定の排便効果をもたらすと思います。
が、
下剤を使い続けると、最初の内は得られていたすっきり感も段々と薄れていきます。
そして人によっては下剤でも排泄できなくなります。
なぜでしょうか？

便の排泄は便の柔らかさだけで起こるものではないからです。
さらにすっきり感の伴う排便には
２つの大腸の動きが必要になってきます。
それは
①大腸自体がうねうねと動くこと
②大腸の内側が潤っていること
①②のうねりや内側の潤いを起こしている運動をせんどう運動といいます。
①②の動きは連動しています。
腸もみセラピストはこのせんどう運動を起こすために腸内細菌の口径接種や食事の提案や腸もみや整体を行います。

先程の下剤(酸化マグネシウム)では
①のうねうね運動は最初の数回は起こりますが、
②の潤いは起こりません。
潤いの代わりに水分で便を流す感じになると思います。
潤いは水分ではありません。腸管自体が発するネバネバした粘液です。
大腸のネバネバ粘液は二重構造になっていて
一層目は流動性があり、
二層目は流動性が無く、外敵から大腸粘膜を守る役割が大きいです。

(実験の医学増刊号 生体バリア 参照)

便のすっきり感はこの一層目の流動性ネバネバ粘液が適度にあることが大事なのではないかと考えています。
このネバネバ粘液は肌から出る汗の様に大腸を潤わせます。
粘液の発動条件としては短鎖脂肪酸が必要で、
この短鎖脂肪酸は大腸のせんどう運動を起こすエネルギーになっています。
糖質エネルギーと違い血糖値は上がりません。
糖質は血糖値の上下に気をつけなければ血管が細くなってしまいます。
血管が細くなれば末端まで血液(栄養やエネルギー)が辿り着けなくなります。
そうなると大腸の筋肉の維持が難しくなり潤いも出にくくなり、
さらに腸管が固まりやすくなります。
短鎖脂肪酸は腸管にとって大事なエネルギーなのです。

短鎖脂肪酸は腸内細菌が産生してくれます。
代表的な菌としてはビフィズス菌と酪酸菌です。
このような腸内細菌の善玉菌を育てるのに知っておきたいこととして、
腸内細菌にも個性があり、
今あなたのお腹に住み着いている腸内細菌は非常に強い存在で、
善玉菌が良く育つ野菜生活を数カ月続けても
野菜生活を辞めると
便秘だった方はそのころの腸内細菌が復活するということです。
野菜生活で育てた善玉菌たちはいなくなってしまいます。
便秘だったころの腸内細菌が復活してしまいます。
善玉菌を育てるための継続的な行動が必要になってきます。
食物繊維やオリゴ糖など腸内細菌の餌になるものを食べることと、
直接腸内細菌のサプリを摂取することです。

腸内細菌の数×食物繊維の量＝腸管に必要なエネルギーです。
野菜を食べてもなかなかお腹の状態が変わらない場合は
腸内細菌の数が少ないのかもしれません。
その場合はヨーグルトではなく、サプリメントで腸内細菌を摂取してもらいたいと思います。
乳製品は人によっては胃腸の働きを止めるからです。

その上での腸もみは施術中に副交感神経に移行しやすく、
お腹が動くためのエネルギー状態が良いと固まった腸管も動きやすいです。
氣持ちの良いお腹の状態を感じながら
身体全体にもリラックスした状態、半分寝た状態を体感してもらえるかと思います。
この状態は身体の免疫力が一番働く状態です。

便秘解消やむくみ解消など、
また身体のパフォーマンスを胃腸の状態から上げたい方も
一度お試しください。